あと一歩届かなかった夢の舞台、そして再起への願い

まずは日本ダービーのレース回顧から。

パントルナイーフ号はスタートを決めると、先行勢を見る絶好の位置でレースを進めました。
折り合いもスムーズで、皐月賞のような不利もなく理想的な形。
直線に向いてからもじわじわと加速し、残りわずかで先頭へ立ちました。

ルメール騎手の騎乗はまさに完璧だったと思います。

正直、ゴール前では勝利を確信していました。日本ダービーという夢の舞台で、ついにダービー馬の称号を掴み取ってくれる――そう思った瞬間でした。

ロブチェン号が猛追。
最後の最後で交わされ、結果は惜しくも2着となりました。

ルメール騎手コメント
この馬は能力が高いと信じていました。
距離が2000mから2400mに延びることも良いと思っていました。
今日は良いスタートを切ることができました。
ペースは遅かったけれど、我慢でき、上手に走ることができたと思います。
良い格好で直線へ向かえましたが、ゴーサインを出してからが速くない馬で今日も少し時間がかかりました。
勢いがついてきてからはよく頑張ってくれました。
頑張ってくれましたけど、悔しいですね。
皐月賞を勝った馬はやはり強かったですが、この馬も強いことを証明してくれました。
G1ホースになれるはずですし、また良い走りをしてくれるはずです。

木村調教師コメント
皆様からご声援いただき、その期待に結果で応えられれば良かったのですが、その点叶わず申し訳ありません。
フレグモーネを発症してから立て直すためにかなり苦労しました。
今回帰ってきてからも正直、馬には疲労感が残り、皮膚病も出ていて、何とか状態を上げるために尽力してきました。
時間に限りはあり、どこまで良くなったかは何とも言えなかったものの、やれることをやったと思えました。
なので、馬がよく応えてくれましたし、悔しくないと言えば違いますけど、清々しいと言いますか、力を示してくれて誇らしくも思っています。
脚元も決して良くはないなかの調整でしたし、レース後もあまりいい歩様ではなかったので、おそらく頑張ってくれた反動もあるのではないかと思われます。
労うとともに、レース後の状態をしっかりと確認しておきます。

ダービー馬の称号を手にするところまであと一歩、あと数メートルのところまで行っていただけに、その悔しさは簡単には消えそうにありません。

それでも、世代最高峰の舞台で力を示し、トップクラスの能力を持つことを証明してくれたレースだったと思います。

しかし、レース後には衝撃的な知らせが待っていました。

右第3手根骨の板状骨折が判明。
幸い手術は無事に終了したとのことですが、一歩間違えれば競走能力喪失や安楽死につながる可能性もあった大怪我でした。

まずは命に関わるような事態にならなかったことにホッとしています。

復帰までには1年以上かかるかもしれません。
それでも、また元気な姿でターフに戻って来ることを気長に待ちたいと思います。

日本ダービーで見せてくれたあの走りを思えば、まだ夢の続きを見たいと思わずにはいられません。

まずはゆっくり休んで、しっかり治してほしいですね。

パントルナイーフ号、頂点への挑戦
パントルナイーフ号の日本ダービーへの出走が確定しました。注目の枠順は7枠13番。過去5年でダービー馬が2頭も出ている縁起の良い枠でもあり、データ的にも悪くないところを引けたと思います。極端な内外ではなく、流れに応じて動きやすい枠になったので…
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